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平成編9 平成16年3月号 九州新幹線新八代・鹿児島中央間開業 


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  今回は平成16年3月号(定価1050円)を紹介しましょう。本号のメインは、平成16年3月13日九州新幹線 新八代・鹿児島中央(旧西鹿児島)間の開業です。博多・新八代間はまだ在来線のままの離れ小島の路線の感がありますが、この新八代駅での乗り換えについては、暫定的に在来線との渡り線を設置して、新幹線との乗り換えは隣のホームで階段の上り下りなく乗り換え可能なようになっているので、ダイヤ上は、3分の接続時間で乗り換え時の煩わしさを幾分か和らげています。さすがJR九州!ですね。

  しかも列車案内上も、在来線はリレーつばめ○○号、新幹線はつばめ○○号と博多・鹿児島中央間は1本の列車のような案内になっていました。新幹線車両は800系6両編成の普通席のみ、新八代・鹿児島中央間直通(停車駅なし)で最速34分、川内(せんだい)のみ停車では39分、新水俣、出水、川内停車の各駅停車では47分となっています。そして特急料金については、新八代駅で改札を出ない限り、当日中に乗り換える場合は在来線特急と新幹線通しの1枚の特急券が発券され、通しで料金計算される制度と定められました。

  博多・鹿児島中央間の所要時間比較ですが、ダイヤ改正前の在来線時代特急つばめでは3時間49分でしたが、このダイヤ改正後のリレーつばめとつばめでは新八代駅の3分の乗り換え時間含めて2時間10分と1時間39分の短縮となりました。運転本数も博多・鹿児島中央間では従来の1時間1本から1時間に2本と倍増されております。


  ただ今回の九州新幹線開業にあたり並行在来線の八代・川内間は、JR九州から経営分離され、第3セクター鉄道肥薩おれんじ鉄道になりました。この鉄道はローカル輸送は気動車、そして貨物輸送が残り、こちらはJR貨物が引き続き電化設備を使用しての運行となっています。こちらの路線は海岸線沿いを走行していて海の眺めはよく、出水付近にて冬場いったときには大きな鳥が(遠目には白くなくて黒く見えたもので)・・・地元の方に聞いてみると、それが鶴だったというなんとも・・・な心境だったのを思い出されます。またこの影響にて新大阪・西鹿児島間の寝台特急なはの運転区間は、新大阪・熊本間に変更されました。

  この時代の博多・鳥栖間の鹿児島線は複線でしたが、特急はリレーつばめと有明が1時間3本、長崎・佐世保・ハウステンボス特急が1時間2本、そして時折久大線特急が運転、これに快速が1時間に2~3本、普通も1時間2~3本、そして貨物列車とかなりの過密ダイヤになっているものと思われます。

  このダイヤ改正においては、豊肥線大分・熊本間特急あそ、肥薩線熊本・人吉急行くまがわは、九州横断特急と特急くまがわに再編成となり、大分・人吉が1本の特急で運転されるようになり、したがって急行くまがわは急行型気動車だったのが、キハ185系気動車特急とグレードアップ?されました。けど時刻表見る限りそんなに所要時間が短くなったようにも思えないように思えて、料金だけが値上がりしたというところが実態なのでしょうか・・・。



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