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昭和編12 昭和50年3月号 新幹線博多開業


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 今回は昭和50年3月号(定価400円)を紹介しましょう。この号は新幹線が博多まで開業した事によるダイヤ大改正号であり、国鉄のダイヤ改正では最後の輝きを放った改正でこの後見直しと称して若干縮小傾向に向かっている。
 
 さて目玉の新幹線博多開業関連を見ていくと、ひかりに初めて食堂車が連結され、1号車から4号車
まで自由席 8号車が食堂車 9号車前半分がビュフェ 10号車・11号車がグリーン車 4号車から16号車までのその他は指定席となっている。当時のグラビアページには、『新幹線の博多開業で、今まで2日かかったところは1日に、まる1日の旅なら半日ですむようになりました。』というふうな解説がなされていた。実際に東京・博多間従来岡山で新幹線・在来線特急乗り換えで10時間25分かかっていたのが6時間56分(参考に現在では4時間58分)になっていました。ダイヤの方は基本的に1時間ひかり4本 こだま4本であり、博多始発については基本的に1時間当たり2本の運転であった。まだこの当時定期の広島始発便はなかった。
 
 この改正で関西・岡山から山陽・九州方面の特急・急行47往復が廃止され、本州・九州方面夜行でも
東京・名古屋始発の定期急行列車がついに廃止され、東京・名古屋始発の夜行についてはすべて特急になってしまった。ちなみに東京始発の九州方面の寝台特急は6往復(現行実質2往復)であった。その代わりに新幹線に小倉(日豊本線大分 宮崎方面)や博多(鹿児島本線熊本 西鹿児島(現鹿児島中央方面)で接続するL特急有明やにちりんの増発整備が実施されている。


 次には稚内から西鹿児島(現鹿児島中央)まで乗り継いだらどれぐらいかかるか見ていきましょう。

 1日目 稚内715(急行・宗谷)1855函館1925(青函連絡船
16便)2315青森2355(電車寝台・はくつる)→

 2日目 →918上野(山手線)東京1000(ひかり7号)1756博多1816(L特急・有明10号)2300西鹿児島

 このように所要時間は39時間45分かかっており、昭和39年10月当時の55時間17分と比べて15時間32分の短縮となっている。


 またついでに高松・東京間の所要時間を見ていくと、

 高松1625(宇高連絡船・26便)1722宇野1731(宇野線 ・快速)1806岡山1821(ひかり122号)2232東京

が最速のパターンの1つで6時間7分を要している。



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