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昭和編11 昭和47年3月号 新幹線岡山開業
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今回は昭和47年3月号(定価250円)を見ていくことにしましょう。この号は新幹線が新大阪・岡山間開業が目玉で白紙ダイヤ改正が実施されている。これまでひかりは東京・名古屋・京都・新大阪停車、こだまは各駅停車が原則であったのが、新大阪・岡山間についてはひかりも各駅停車、新神戸・姫路停車、新大阪・岡山ノンストップの3種類が登場した。ひかりの車両編成は16両で自由席は1号車から4号車まで、以後は指定席で9,10号車はグリーン車、5,11号車のそれぞれ半分がビッフェとなっていた。ビッフェといっても喫茶程度ではなくある程度定食があり、軽食メニューもありまあまあ充実していた。
新幹線が岡山まで開業と言うことで、伯備線(山陰方面特急) 宇野線(四国方面) 山陽、九州方面の列車網の充実が図られた。伯備線は気動車特急やくもが出雲市・益田へ4往復。宇野線は岡山・宇野間快速がほぼ1時間毎の運転、宇高連絡船は下り18本 上り19本 臨時2往復の運航。そして東京・宇野間の寝台急行瀬戸号2往復が、1往復になったがブルートレイン特急に格上げされた。四国島内では予讃本線特急しおかぜが3往復、土讃本線特急南風が1往復が運転され、四国初の気動車特急であった。山陽・九州方面は早朝・夕方は新大阪などの関西始発特急・急行が広島・下関・九州方面に運転、それらの間は新幹線を受けて岡山始発で特急・急行が運転となっており、福山・三原方面は快速の充実で対応していた。しかし九州方面の特急・急行はまだ夜行の方が大半を占めており、夜行急行もこの頃まだ活躍しており、新大阪・西鹿児島(現鹿児島中央)の屋久島、東京・西鹿児島間の桜島(鹿児島本線経由)・高千穂(日豊本線経由/門司で分割併合)などが幅をきかせていた。
観光地の宣伝広告やツアー広告も中国・四国地方のものが多く、国鉄もディスカバージャパンキャンペーンをしており、ひかりは西へと言うキャッチフレーズ強調していた。なお現在JR西日本がディスカバージャパンウエストキャンペーンをしているが元はここからとっているのである。
この当時は特急の6割以上には食堂車、新幹線 急行電車には半室ビッフェ、ごく一部の夜行客車急行には食堂車が連結されていた。例えば在来線の食堂車メニューから少し拾ってみると・・・、
ビーフステーキ定食 700円・800円
幕の内 300円
カレーライス 180円
ハムサラダ 240円
ハンバーグ・ステーキ 280円
ご飯 50円
中華一品料理 150円から300円
ハムオムレツ 150円
ビール 大 200円
清酒・特級 200円
コーヒー 100円
コーラ 80円
と言う具合であり、意外なものが高いことがよくわかる。なお当時の駅弁は150円から300円程度であったので、やはりやや値が張るようだ。
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