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昭和編10 昭和45年8月号 万国博覧会開催


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今回は昭和45年8月号(定価 200円)を紹介しましょう。昭和45年と言えば大阪で万国博覧会が行われていた年で、時刻表にもその宣伝や交通アクセス 臨時列車の案内などが色濃くでている。当時万国博覧会場の入場券は大人800円、青年引券(15歳から22歳まで)600円、子供(4歳から14歳まで)400円、夜間割引(17時以後入場)それぞれの半額となっていた。主要展示会場は国内33館 外国34館、その中で規模の大きい展示館は、日本館 日本民芸館 ソ連館 米国館 カナダ館 チェコスロバキア館 西ドイツ館 英国館 イタリア館 フランス館 オーストラリア館となっている。


 お盆の帰省客 夏休みの観光需要に対する記事を見ていくと、「夏の臨時列車増発のお知らせ」のタイトルがあり、これによると出発駅からの自由席利用客に対して発駅着席券(50円)の案内や購入方法 対象列車が記載されていた。この発駅着席券があれば長時間(最低2,3時間)並ばなくても所定の時刻 場所にいけば座席は確保されているという仕組みである。ただこのきっぷはその列車の始発駅もしくは始発駅所在の日本交通公社(現JTB)の支店しか発売されていなかった。次の記事は指定席やグリーン車(昭和44年5月から従来の1,2等制度から現在のような仕組みに変更)寝台車などの連結を普通車自由席に変更する列車も定期列車も結構多かった。

 首都圏特有の体制としては、上野駅発着の発着する列車の増発や帰省客の駅の長時間の待ち合わせ客が異常に多いなどの理由で、お盆の間普通電車の発着駅を大宮 松戸 赤羽 日暮里に変更したり、一部急行列車の発着を品川駅に変更したりする処置が執られていた。房総(千葉)方面への海水浴客の大輸送に対応するために、通常とは大幅にダイヤを変更したり臨時列車の運転をした夏ダイヤが特別に8月17日まで別頁に掲載されていた。


 宇高連絡船・宇野線の状況は、宇高連絡船は下り15本 上り16本、臨時が下り・上り最大各7本ずつの運航であった。宇野線特急・急行列車は、特急(新大阪行き)3往復、急行は東京行きが定期2往復/臨時1往復 新大阪・京都行きが定期9往復/臨時は最大で5往復、山陰方面2往復という状況であった。特徴としては深夜0時から4時であ
っても宇野駅では宇高連絡船4往復、新大阪との急行が4往復 京都との普通列車が1往復運転されていた事である。したがって四国側も深夜高松発着の急行列車が予讃・土讃線にこれら連絡船に接続して運転されていたわけである



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