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  鉄道ざっくばらん


昭和編2 昭和15年10月号


 時刻表から見た日本の目次にもどる

 今回は昭和15年10月号を見てみよう。この頃になるとやはり日中戦争も深まり国家総動員体制に移行し、戦時体制も少しずつ深まってきだした。この為か時刻表の表紙にも 国策輸送に協力! 遊楽旅行廃止! また裏表紙の広告は聖地参拝・・・伊勢大神宮 橿原神宮 熱田神宮(要は皇室と縁深い神社)航空日本大展覧・・・後援陸軍省・海軍省・逓信省・文部省・・・とある大軌参急電鐵(現在の近鉄の前身)の時代を背景としたものであった。時刻表のサイズは縦20.8センチ横14.8センチのA5サイズ30銭である。


 そして時刻表にある日本地図を見ていくと、要塞地帯の表示がある。これは関門海峡など国防上重要地帯や横須賀・呉・舞鶴・佐世保・大湊のような軍港周辺を中心に指定されており、この地帯を走る列車である地点からは列車の鎧戸を強制的に閉めさせられたり、写真を撮ったりするのにも地区の要塞司令部の許可が必要なやっかいな地域であったようだ。また最近沖縄にも鉄道(モノレール)がてきたが、実は初めてでなくて戦前には那覇・嘉手納間や那覇・糸満間に県営の軽便鉄道が運行されていた。

 四国を見ていくと予讃線は高松桟橋から八幡浜まで、土讃線は高知の先土佐久礼まで、 徳島方面は徳島越えて日和佐までである。したがって宇和島は八幡浜からバス、中村や宿毛は土佐久礼もしくは八幡浜からバスでまさに四国の地の果てで高知や松山からでも1日かがりの移動である。琴平は省線、琴平電鉄琴参電車、琴平急行と地方でありながら4社の鉄道がある全国的にも珍しい状態である。


 次にホテルや旅館の広告を見ていくと、日本ホテル協會加盟ホテル案内から料金体系が 欧式(室料のみ)、米式(三食午後のお茶代込み)があり、サービス料は1割含まれている場合もあり、ない場合の茶代は大体宿泊料の1割でよいとある。またクーポン旅館案内という欄があり全国・朝鮮・満州・台湾の提携旅館リストがあるが、これは宿泊クーポンをJTB(当時は日本旅行協会)が発行するというシステムがすでにあったようである。ここにも茶代不要均一料金という強調があるから、どうも旅館に泊まったら宿泊代の1割のチップを出すのが習慣だったようである? 


 鉄道のシステムで今はない手荷物料金というのがある。というのは当時の旅行は手荷物が非常に多かったのか、優等列車には手荷物車というのがあり旅客と同時に運ぶという風である。3等は30キロ、2等は40キロまで、1等は60キロまで無料(子供は半分になる)で、それ以上は小荷物料金が追加で必要であった。手荷物の到着駅の保管は2日までは無料で、以後1日1個ごと15銭の追加料金、駅から6キロまでは1個10銭で配達の制度まであった。



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