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  鉄道ざっくばらん


松江出張旅行記


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 平成13年10月12日は私は中四国社会保険労務士会協議会研修会のために島根県・松江市に出張することになっていた。研修会は14時からであったのをいいことにして、この年7月に山陰方面に登場した新型特急気動車キハ187に乗車体験できないか・・・、それと研修会と懇親会とで19時終了するので当日に帰れないかと時刻表をめくってみた。そうすると誠に都合良く両方がかろうじて達成できることになった・・・というわけで日程は次のようになり1ヶ月前に各指定席券を手配した。

行き 
 木太町719(普通)733高松743(快速・マリンライナー10号)849岡山854(特急いなば1号)1057鳥取1108(特急スーパーくにびき3号・キハ187)1248松江

帰り 
 松江1933(特急サンライズ出雲)2225岡山2300(快速マリンライナー67号)010


 まずは岡山から乗車したいなば1号は15番線に3両編成の旧国鉄時代からのキハ181であり、進行方向から3号車・指定席,2号車・1号車が自由席となっていた。車内は平日だったせいかパラパラの入りであった。鳥取まではまず山陽本線を東に走行してから、兵庫県・上郡でスイッチバックして第3セクター智頭急行鉄道に入って智頭から因美線で行くのである。 智頭急行は高規格線路のためかスピードも落ちず快適な走行であったが、いかんせん単線のため列車交換停車が多い。交換列車は智頭急行のローカル単行気動車や倉吉・鳥取から京都までの振り子型気動車特急スーパーはくとである。そして再び智頭からはJR西日本・因美線となるが、ここは線路の改良工事がなされておらず最高速度が95キロに押さえられているのでスピードがガクガクと落ちてきた。その上通過駅になるとポイント通過で更に減速なるはで両路線の差が激しかった。終着鳥取駅は高架式の駅で2面4線で乗り換えのために一旦階段を下り上りすることとなる。乗り換え時間を利用してお昼の駅弁を確保することになるが、鳥取といえばそうそうかにめしです・・・あった!・・・ではでは購入。


 さて本日の鉄道のメインであるキハ187・スーパーくにびき3号は2両編成で指定席・自由席各1両ずつの振り子型気動車で、車内は団体が乗車していたせいか満席で指定席をキープしていて正解だった。定刻の1108分に出発して出だしは気動車をつい忘れてしまうほどのスムーズなもので、やはり高馬力のエンジンを1両に2つ搭載しているからだろう。JR四国のN2000系気動車より馬力は強いらしい。車内改札の後に車内偵察をしたが、2両1編成の作りでトイレ・洗面所が1カ所で車体を低姿勢に作られているようで車両間をまたぐときには連結面が1段高くなっていた。このためか連結面の直前の床面には注意を促すラインが引かれていた。席に戻ってかにめしを食べてみるとできほやだったようでかにもパサパサではなく手頃な湿り気で大変おいしかった。この列車はスピードは結構出るようだがここも通過駅の直前のポイントに入る前に減速して駅を通過していき、再びポイントを渡りきるとスピードが戻るという繰り返しで折角の車両がもったいないような気がする。やがて車窓の左には伯耆大山が見えてくると伯備線と合流し架線が登場し出すと米子まではもうすぐである。米子で6分停車の後松江までは20分程度である。実はここからこの列車振り子装置を働かし本領発揮であり、カーブにさしかかると車両が米子までの区間と比べても傾きの度合いが違っているのであるのがよくわかる。そうこうするうちに松江に到着する。この駅も2面4線の高架駅だった。


 14時からの研修会と17時からの懇親会も無事終わり大半の県外からの参加の先生方はお泊まりとなるが、私と同じ列車で帰る先生が2名の3名がサンライズ出雲の人となる。私たち高松住まいはサンライズ瀬戸に使われている285系寝台電車7両編成と同じ編成で岡山にてこの2列車が併合して東京に向かう。5号車のノビノビ座席というのが今回の乗車体験だが、これは寝台券不要で特急券だけで乗車できてしかも横になることができる優れものである。一応隣と仕切られており、枕元?には読書灯がついており窓枠も1区画あてがわれていた。そして2段になっていて28区画あった。私は横になったらうとうといい気分眠ってしまった。空調も効いていて誠にいい。下手な高速バスよりかは定時制も優れているのではないかと思う。F先生は私の隣の区画で読書にふけっていたしそれぞれ思いのひとときを過ごしたことだろう。

 列車は岡山駅の手前でしばらく停車してしまった。多分サンライズ瀬戸の到着が遅れたためだろうと思われる。というのはサンライズ瀬戸が編成の前に入ることになっているからである。列車のデッキには岡山で下りる私たち3名と若い女性の2人がおり、この2人がそわそわしていたのだ・・・あまり遅れると2234分発ひかり396号に乗れなくなるようである。しかもこの2人の持っている切符がとくとくきっぷでのぞみが使えないきっぷらしい。しかもひかり396号が最終の新大阪行きであったためだ。私たちは彼女たちを前に誘導し、わたしが岡山駅の乗り換え案内と乗り遅れたときの対処(列車遅延による後続最終のぞみの特別乗車・・この場合差額なく認められるケース)を手短に紹介した。岡山駅には4分遅れの到着となり、彼女たちは一目散に跨線橋に消えていった。ここまでくればやれやれで私たち3名は瀬戸大橋線ホーム11番線に移動してマリンライナーを待つことになる。

 雑談しながらホームで待っていると、後ろからお呼びがかかるではないか! はてはて??・・・とするとおやまあ! こんなところでビックリ仰天・・・私の顧問先の2級建築士のおっかないおねーさんではないか。でもでもこんな雑踏のなかよく分かったものだと感心する。話を聞くと鹿児島に出張しておりひかり396号でついたばかりのことだった。偶然というのもいかがなものかと思う。


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