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  鉄道ざっくばらん


鹿児島出張鉄道紀行 パート1


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 さて平成13年9月20日にこれまた21世紀職業財団に在職していた(平成13年12月に辞職)ときにあった研修のために、9月19日から9月22日の午前中鹿児島市に出張となった。この出張の時にすでに業務上の見解の相違やその他不本意な管理体制のあり方にウンザリあきれ果てており、またこのような状況の下私本来の社会保険労務士としての業務に支障が出始めた頃であった。そういうわけですでに内心では年内の辞職を決めていたわけで、当初はまじめに取り組んでいた今回の研修(徳島も同様)もむなしいものであった。

 じゃあ・・・それでは折角の九州遠征だし、鹿児島は15年ぶりでしかも大学時代の親友にも久しぶりの再会になるから、久しぶりの息抜きで楽しんじゃえ!・・・ということになってしまった。 鉄道日程は以下のような風になった。

9月19日(水)
 木太町755(普通)811高松829(マリンライナー12号)928岡山950(ひかりレールスター363号)1128小倉1146(ソニック17号・885系)1304大分1312(あそ4号・キハ185系)1551熊本1622(つばめ17号787系)1853西鹿児島
   
9月20日(木)
 朝から16時まで城山会館で研修し、 終了後鹿児島駅へ移動鹿児島1716(普通)1805国分1849(きりしま11号)1922西鹿児島

9月21日(金)
 西鹿児島1854(寝台特急なは・B個室寝台ソロ)

9月22日(土)
 648岡山706(マリンライナー7号)810高松831(普通)843木太町


 9月19日はまず岡山からのひかりレールスターだが、これは過去すでに乗車体験済みである。このひかりレールスターは700系8両編成でJR西日本の車両であり、新大阪・博多間を時速285キロで2時間45分で走っている。編成は1号車から3号車までが自由席、4号車から8号車までが指定席、そして8号車の後ろ半分が4人用個室(普通車扱い)となっている。新幹線は普通海側3席、山側2席で、指定席は両方とも2席でシートもゆったりとしたまるでグリーン席の様な感じである。そして4号車はサイレンスカーで静かな環境を提供するというコンセプトで車内放送をカットした上、車内販売もよくありがちな声かけもここだけは自粛しているのだ。ではでは停車案内などはどうなるのかというと車内両端(デッキへのドアーの上)に表示されているし、緊急時には車内放送が行われるので御安心下さい(別の機会に実体験済み・・・停電のため六甲トンネルの中で止まっちゃいまして)。それと指定席の両端の席はオフィスシートといいパソコンの電源があって停電保証の処置が施されている。なおこれらサイレンスカーとオフィスシートはきっぷ購入時に指定することができます。私はレールスター乗車はサイレンスカー指名ですよ・・・。


 小倉に到着して新幹線改札をくぐり在来線(JR九州)ホームに下りたとたん、やっぱり気分がそわそわしてきだした。というのは目の前に787系ありあけ編成,813系普通電車,415系などが見えてきたからであった。小倉の駅弁は名物駅弁が多いのだが今回は無法松おこわべんとうを購入した。そうこうしているうちに博多方面から885系白いソニックが入線してきた。なお乗車位置がJR九州は各特急車両毎に乗車位置が異なるので、初めての方は戸惑うのだが小倉,博多に関しては乗車位置の上に電光掲示板があるので注意してみる必要がある。783系ハイパーサルーンは乗車口が車両の真ん中という常識はずれもあるので・・・・。

 この車両は平成13年3月のダイヤ改正で博多・大分間に投入され5両編成である。1号車の半分がグリーン車,1号車後ろ半分と2号車が指定席,3号車から5号車までが自由席でありそしてこの小倉で進行方向が逆になり1号車が先頭になる。私は2号車の指定席を確保していたのでそこに向かったのだが、シート全体がレザー張りで茶系の落ち着いたものであった。そしてシートの前の網掛けには車内販売のカタログがあるが、これがなかなか鉄道マニアの私にとって泣ける代物で飲食,弁当はそうそう珍しくはないものの、白いソニックグッツが結構あるわあるわ・・・。さすがの私も目移りしてしまいそのうちライターや絵はがきなどを、客室乗務員から購入してしまった。なお博多・大分間のソニック号はこの他に883系バージョンがあり、これも個性のある車両で編成毎にほぼ違う先頭の面構えをしていて、また別のソニックグッツなのでバリエーションが広いのである。荷台は航空機の荷台を想像していただければいいのでありフタ付きだが、あけてみてびっくりこれがまた色調が派手な原色系なのである。

 お弁当を食べてからしばらくして、車窓をみれば振り子式の為なのかカーブに入ってもスピードはそう落ちずに走り抜けていき、振り子がよくよくきいているのか車両が傾いているのがよく分かる。そして車内の偵察に行ってみたが、この編成のデッキは結構広くて他のJR各社の車両にはない特長がみられる。それはちょっとホッと一休みできる空間であり腰掛けることさえできたり、ばぁーんとちょっとした作品があって目を和ませてくれるのであった。そのうち用を催したのでトイレに入ってみたら円形のせいか広く感じられて、アルミパネルなど材料は質素なんだけれどもデザインが良くてかつ機能的にできていたのには感心させられたのである。で・・・白いソニック体験乗車を優雅に楽しんでいるうちにあっという間に大分に着いてしまった。実はこれに乗りたいがばかりに寄り道をしたわけでしてね・・・。


 大分駅では8分の乗り換えで豊肥線特急あそ4号熊本行きに乗車する。これは別府始発の3両編成であり、1号車が指定席で後の2両は自由席となっている。ただ車両は若干の手直しはされているものの、元々はJR四国の車両だったものを購入したものであるから質素である。この豊肥線は九州山地を越えてゆくので、特急といえどもノンビリとしたもので山並みの車窓を満喫しつつ時間の空間を久しぶりに楽しむこととなる。また途中阿蘇山もみることができるころには、気分が九州にやってきたという充実感に浸ってしまい、精神が洗われるようであった。ちなみに阿蘇の周囲は外輪山であり山の中のくりぬいた中に盆地があって、その中にさらに山があるという構成であるから当然そこから抜けるのは峠越えになってしまう。しかし西側1カ所だけはそれが欠けているところがあって、この地形を利用して立野の直前では3段スイッチバックになっているのである。ところでスイッチバックの上に急勾配を駆け下りるのでその運転形態が注目されるところであるが、まず行き止まりまで行って一旦は進行方向が逆になる。しかし運転士の移動はなく逆の方向に時速30キロ前後の徐行運転である。この時の先頭での監視は車掌が無線を持っていての作業となり、そうして下ったところが立野駅になった。ここで進行方向が元通りになって、上の方をみると今駆け下りたところの高低差がかなりあるように見えたのである。

 やがて肥後大津からは電化区間に入り架線下をわがキハ185系特急気動車は走ることとなる。このあたりは杉並木が結構続いており美しい風景が続いている。もちろん単線区間なので列車交換をするが、相手は815系普通電車である。そうこうするうちに熊本駅に到着する。


 ここ熊本では31分の待ち合わせがあったので、ちょっとおやつにパンを購入することになる。ところでJR九州駅構内にはグランドール(だったっけ・・・・)というベーカリーショップがある。実は4年間福岡にいた頃は旅の時には結構博多駅の店に行っていたので、この駅で見つけたときには行っちゃいましたね。次の特急つばめに乗車するときに乗車口表示が小倉駅と違い、電光掲示方式ではなく表示板方式であった。しかしこの駅では特急の編成が4両から11両までの編成案内表示をしているため、さすがの私もまごついてしまい改札に乗車位置確認をきいてしまったほどである。

 特急つばめ17号は7両編成で、1号車がグリーン車,2号車から4号車まで指定席,5号車から7号車までが自由席,4号車前半分が今時珍しいビュフェがある。つばめは6号車自由席乗車なので、確実に席をしかも窓際を確保するためにホームでは列の先頭に陣取ることにして予定通り確保できたのであった。この車両乗車は2回目なので勝手は分かっているので、南九州の車窓を満喫することにしておとなしくすることになる。八代付近では03年開業予定の九州新幹線(新八代・西鹿児島間)の構築物がみえてきたし、ここからしばらくは海沿いを進むことになる。ここでもつばめグッツが販売されているわけだが、実はここでこのHPのクイズの記念品を手配することを思いついて、客室乗務員が通ったときに声をかけた。ちょっとまとまった買い物だったので、この客室乗務員の美人のおねーさんは気が利いた方でおみやげ用と悟られ(笑)、袋はいくつ必要でしょうか・・・などと聞かれたので、ついつい3つですな
んていってみたら、わざわざ取りに行っていただけてもらってしまいました。この袋はビニールなんですがつばめオリジナルでこれも貴重品ですよ。ところでここでわざわざ客室乗務員といっているのは、これら客室乗務員はJR九州の社員で当初はこのつばめ号のサービス向上の重要な施策として導入され、つばめ号の質を高めていて多くの乗客に受けているほどである。


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