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  鉄道ざっくばらん


関東遠征たより パート3 水戸巡り


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常陸太田から水郡線で水戸へは1235分に着いた。水戸駅近くでお昼を済ませた後は、駅から歩いて5分ぐらいのところにある弘道館に行った。弘道館は徳川水戸家第9代藩主徳川斉昭公が1840年に建設に着手して、翌年に開校した藩校である。


 まず事務所で入場券を買ってから入っていったら、前庭の閑静なたたずまいで玉砂利で敷き詰められた中を、正門の造りを見学するのである。それから建物の中(政庁)に入るがここは畳敷きなので靴をはきかえた。中を順番にまわっていくとまず本来の政庁の玄関である。やっぱり藩校の玄関が広々としていかにも時代劇に出てくるような造りだった。それから畳敷きの通路を建物の外周に沿って歩いていくのだが、その通路はお城の中の通路のようで気分がちょいと変だった。中には主に斉昭公や慶喜公時代の水戸藩中心とした幕末の怒濤の時代を偲ばせるような展示物が数多く展示されていた。でここで展示物をみてその意味が分かるの・・・と思われませんか? 私は2年前のNHKの大河ドラマ「徳川慶喜」をこまめにみていたおかげで非常に助かった。藤田東湖先生や天狗党の乱など水戸藩をめぐる歴史の流れや営みがよく理解でき、またこれらの展示物を現地で目にすることによって書物などで学んだ事とあいまって日本の歴史を体感することができるのではないだろうか。いにしえを体感することによって、今後の我々の糧とすべきではないか。というわけで1時間半ぐらい滞在した後再び水戸駅に引き上げたのである。


 さて次は偕楽園近くにある常磐神社と義烈(ぎれつ)館に行くべく偕楽園行きのバスに乗車した。偕楽園周辺は閑静な住宅街の中にあって15分ほどで到着した。まず常磐神社に参拝することになるが、ここは高譲味道根之命(たかゆずるうましみちねのみこと)=徳川光圀公(義公・ぎこう)及び押健男国之御楯命(おしたけおくにのみたてのみこと)=徳川斉昭(烈公・れっこう)が御祭神である。神社参りの好きな私は、当然のように恭しく参詣したのであった。そしてこの神社の隣には義烈館という光圀公と斉昭公遺品その他水戸家関係の関係品が展示されていた。ところでここでは光圀公の主要な紀行地図があったが、北は勿来,日光東照宮までまた西は鎌倉までであって、決して諸国漫遊はされていないのが実態なのである。それに水戸藩は参勤交代がなくて江戸定府(江戸住まいが定められていた)であったのが意外な事実であった。藩主が水戸へ帰国するのに幕府の許可が必要なのも不思議である。展示物をじっくり見学した後、すでに4時をまわっていて隣の偕楽園は回れなくなってしまい、ここで土産物屋に入った。ところで水戸の土産物といえば水戸納豆,梅関係の饅頭などのお菓子などであるが、水戸納豆もわら縄で包んだ納豆,納豆そぼろなど一風風変わりなものが多かった。それと水戸はどこに行ってもある三つ葉葵の印籠が大きさ様々のものがあるではないか。私はこの内納豆と納豆そぼろを買ったのであるが、納豆そぼろは温かいご飯にたっぷりと載せお茶漬けにしたら上手いなどとあったので、後日試してみたらこれがなかなかいけるものであった。


 このようにして1日かけて水戸観光は終わったが、はるか前から一度は行きたかった西山荘など水戸黄門様の遺徳を偲ぶ旅ができて、実に有意義な旅行であった。


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