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サンクトペテルブルク紀行 2001.5.28〜6.3
8 ネフスキー大通りぶらり見て歩き 5.30


 さてエルミタージュ美術館を後にした私は、この待ちのメインストリートであるネフスキー大通りを東に向けてぶらり歩きをする。外国の通りを一人歩きして不安がないか?・・・などと思われますが、ぶらり歩きをしてこそ町の印象が残るものであります。


 まず道の反対側に見える旧海軍省の建物は現在もロシア軍の施設のようであり軍人が出入りしていた。通りは両側に歩道があり片側2車線になっていて車は右側通行であった。またトロリーバスが走っているので通りには架線が張られ、バスの上にパンタグラフがある電気自動車である。交通量も結構多い。また通りには飲料水やアイスクリームの露店が実に多く、大体10ルーブル(40円)前後で手軽に買い求められる。飲料水は500ミリリットルいりのペットボトルであり、コーラはなぜかペプシである。どういうわけかロシアはコカコーラよりペプシの方が流通しているようだ。沿道にはレストランやカフェなど色々な店が建ち並んでいる。

 やがて19世紀にたてられたカザン聖堂が見えており、半円形回廊にはたくさんの柱が並んでいるので目立つ。聖堂の前には広場になっていてベンチが結構並んでいるので歩き疲れたときにはちょうどよい休憩場所である。私もペプシを買ってから一休みしたが、ロシアのベンチは癖があり座るところが後ろに沈む格好なので尻が必然的に低くなっているし深いので、立てるときにはヨイショがいるのだ。


  カザン聖堂 


 休憩の後通りを東へ進みゴスチヌィ・ドヴォールに立ち寄ることにした。ここはサンクトペテルブルク1番のデパートであり、建物が回廊のようになっていて周囲1キロもある2階建ての風格ある伝統のある店である。なぜここに寄ったのかというと、実は知り合いのご結婚祝いにロシアの民芸品をと考えていたからであり、ここにはいい品があると調べていたからである。デパート内をウロウロして目的通りの店が見つかり、細密画でかかれていた木製の小箱を選んだ。そしてここからが問題でロシアには包装という観念がないのだ。しかし何とかならないか・・・と、あまりロシア語の達者でない私は事前に作文をしておいてそれを店員に見せて理解して貰えるように準備しておいた。で実際それを店員に見せたらうなづきなるほどと急に態度が変わってできる範囲の事をしていただけました。ちなみにこの小箱は数千ルーブルと張り込んでしまいました。

 そして後日談でありますがこの小箱とこの日(01年5月30日・大安)後刻購入のマトリョーシカ人形と一緒に運良く直接手渡しすることができ、進呈したときの相手の喜ばしい顔というか・・・いやぁ今でも忘れられませんね。私は元々国内でも滅多におみやげは買わない方であり、今の時代海外旅行の前におみやげを通販(ロシアも)で手配することができるようだが、それでは意味がないし味気ないと思う。元来おみやげは現地で現地のものを買って苦労して持ってかえって進呈して喜ばれるものであると私は信じたい。


 ゴスチヌィ・ドヴォールを後にしていくと、通りにはマクドナルドやケンタッキー・ピザハットの店があった。そうして3本目の運河であるフォガンダ運河と交わるアーニチコフ橋に来た時に、運河に遊覧船を発見した。で・・遊覧船からスピーカーから多分遊覧船の誘いの宣伝が熱心に幾度もなくしていたのである。実はどうしようかなぁ・・・と迷っていたが、遊覧船だからまたここへ戻ってくるはず(実にいい加減)・・・乗っちゃえと決めてきっぷを買いにカッサで求めたら130ルーブル(520円)払いました。

 遊覧船に乗船して定員の半分以下で出発ひとまずフォガンダ運河を西南に進む。運河の両側は風格のあるたたずまいの屋敷や整備された風致ある道があり少しばかり町のたたずまいに心を奪われていく。やがて反転し乗船場を通り過ぎしばらくすると左側に公園があり、新緑の中通り過ぎる内に橋の下を通り抜けるとネバ川に出た。西方に出てすぐにトロイツキー橋をくぐり抜け右側を見やるとペトロパウロフスク要塞と金色に輝くペトロパウロフスキー聖堂の塔が見えた。ネバ川からの眺めはこの町一番の風景であった。そして正面には赤いロストラ灯台柱が見えたところで遊覧船は反転して東へ進んでいく。右側にはエルミタージュ美術建物が見えており全体の大きさが改めて認識できたのである。こうして約1時間ばかりの遊覧船の旅は非常に有意義なひとときであった。この間船に乗っていた乗務員はずっと案内のおしゃべりを続けていた。声がやむのは橋の下を通っているときだけでにぎやかでもある。


 遊覧船から見るペトロパブロフスク要塞全景


 遊覧船から見るエルミタージュ美術館全景


 再びアーニチコフ橋から東へぶらり見て歩きをはじめていく。やがて蜂起広場にでてこの広場に面したところにモスクワ駅がある。この駅からモスクワ行きの列車が発着している。ネフスキー大通りは宿泊先のモスクワホテルまで続いているが、歩き疲れたのでここで歩くのはやめにしてマヤコフスカヤ駅から地下鉄で帰ることにした。それにしても宮殿広場から約2キロ少しよく歩いたものだ・・・。

 
 ホテルに帰った頃にはすでに晩7時を過ぎ一旦部屋に引き上げてから夕食とする。ホテルのレストランに入っていくとやはりバイキング形式であり、カッサで250ルーブル(1000円)を払って席に着くとボーイがアルコール類の注文を取りに来て、これは別払いで直接ボーイに払うようだ。そして食後土産物屋を見て回るが、やはりなんと言ってもマトリョーシカ人形であり、私はロシア指導者の悪趣味ものが好きで、プーチン大統領のもありました。店員にこれと言うとやはり1つずつあけてエリツィン・ゴルバチョフ・・・レーニンと7人の指導者の名前を言わされ、それに調子づいたのか店員は各指導者の逸話話の説明まではじめる始末・・・そして後にこれは銘のある新作だと進められ買ってしまいました。ちなみにプーチン大統領はこのサンクトペテルブルク出身です。またその他のマトリョーシカ人形もここで買い求めました。


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