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サンクトペテルブルク紀行 2001.5.28〜6.3
7 エルミタージュ美術館 5.30


 さてこのサンクトペテルブルクにやってきた最大の目的が、このエルミタージュ美術館の見学であった。宮殿前広場からネバ川側にまわったところに正門があり、10時半の開門15分前にはすでにすごい行列になっているではないか! 行列の半分近くはどう考えても外国人観光客で日本人もチラホラいた。近くにいたストリートミュージシャンが突如君が代を楽譜無しで演奏しだしたのにはビックリ・・・あるご婦人はチップをはずんでいたけどね。定刻少し前に開門されついに美術館の人となる。まずは入場券を買わなきゃならないが、カッサは4ブースあり入場料は300ルーブル(約10ドル)だった。


 中に入ってみるとまず売店があったが、かなりのスペースを取っていてエルミタージュ美術館の写真集やサンクトペテルブルクの町の写真集から土産物があるはあるは・・・おまけに写真集はロシア語版や英語版にかぎらず各国バージョンが結構あって日本語バージョンもあった。なお日本語バージョンもサンクトペテルブルクの出版社が発行しておりますので多分日本では買えないと思います。 でもこの美術館の売店ってここだけでなくて館内多数散らばっているのにはやや閉口気味・・・。

 ここはもともと皇帝の住まいだったので、様々な美術品に目を奪われつつ屋敷の内装にも目を奪われて、移動中も天井を見ながらぽかぁ〜んとなってしまい、ついつい現実世界を忘れさせられるほどである。このときこの町に来た実感がジワジワっと本当にわいてきたのであった。どんな感じだったかってと言われますと思いますが、ここで写真集などお見せできないのが残念です。そしておおざっぱな内容は、1階は古代・原始時代 2階が西欧諸国・ロシア芸術3階が東方諸国の文化(日本文化もここにある)という風になっていて、見学客の多いメインは2階となっているようである。ただ4つの宮殿がくっついて美術館が成り立っているので、廊下とたくさんの部屋がありしかも迷路のごとくどこまでも続くよという感じである。そのうちガイドブックの館内図を見ながら歩いているのだが、方向感覚を失ってしまいやはり見事迷子になってしまい同じところをウロウロする羽目になってしまった。なおここはこれだけ広いのにもかかわらずトイレが1階にたったの3カ所しかないので、トイレの近い人は注意が必要である。私もトイレに行くのに相当迷路に悩まされた程であった。この美術館の『エルミタージュ』の意味は「隠れ家」であるのがなるほどとうなずけるものだ(感心してどうすんの!)。見学客は外国人団体やどう見てもロシア人学校の課外授業見学の学生団体などいったいどれだけの人がこの2階にいるのか想像もつかない。

 途中12時になったので一旦1階のハンバーガーショップでお昼にした。腹がが減っては頭が回らないとは言ってもお客が少ない・・・それそのはずロシア人の昼食時間は13時から14時間となっているからだ。 店はセルフサービスでハンバーガー以外は自分で取ることができるようになっていた。

 さてさて昼食後再び2階に上がり残りのコーナーへ行き、3階の東方諸国の文化を見たいので2階から3階へ行く階段探しにこれまた一苦労する。やっとの思いで見つけたが一時閉鎖されていて見ること出来なかった。そして1階の古代・原始時代のコーナーへ移動する事にした。移動にもこれまた時間を要し迷路をくぐり抜けてたどり着く。このコーナーは2階の華やかさと比べれば展示室がやや暗くまるで地下室のような中の見学となる。


 これでエルミタージュ美術館の見学も終わり入り口の切符売り場の前に帰ってきたが、つい反対側に階段が見えたので行ってみたら両替所があった。手持ちのルーブルも少なくなったし、この後おみやげをサンクトペテルブルクの著名なデパートで買うことになっていたので100ドルを両替した。なおここの売店も結構充実していたので、館内に入ってから右側にいって両替してから買うといいのではないでしょうか? また両替所の奥にはクロークルームの窓口が結構あるので、少し重たい荷物やオーバー・コート類もここに預けてしまえば身軽に見学できそうである。ただオーバー・コート類を預ける際にフック(後襟の下に引っかけるための輪というか・・・)があるか、あってもしっかりしているか確認する必要があります。これは特に冬場劇場・博物館等の公共施設にはクロークルームが徹底して充実しており、フックに以上があるのはマナー違反らしいです。言葉があまりできなくても番号札交換だから大丈夫・・・後日体験済み。そうこうしてエルミタージュ美術館を退館することになったが、この時すでに午後3時近くになっていたので4時間以上もいたことになるし、多分2,3キロ以上は館内を歩いていると思うのでいいウォーキングにもなっているはずだし・・・(笑)。この美術館で一番よく印象に残ったのは、イタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチの名画『リッタの聖母(1490作)』でこの名画の前に5分立ち止まってしまったほどであった。





 宮殿前広場からのエルミタージュ美術館



 宮殿前広場にあるアレクサンドルの円柱


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