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サンクトペテルブルク紀行 2001.5.28〜6.3
02 旅行手続きと情報収集


 まず必要な航空券や宿泊券の手配だが、私は前回利用した東京にあるロシア旅行社にすべてを依頼した。ここはロシア・東欧など旧共産圏諸国旅行については老舗である。手配は大体少なくとも1,2ヶ月前の手配が必要となるが夏や正月またサンクト・ペテルブルクの白夜のシーズンは混雑するので早めのプラン相談が必要である。私の場合は1月中旬から手配
をし始めた。ここで事前の情報収集だがイタリアなどの西欧諸国であれば、旅行ガイドブックも数たくさんあるし鉄道旅行であればイギリスのトーマースクック時刻表が入手できれば国内旅行と同じようにプランが組めるのである。しかしロシア旅行は唯一「地球の歩き方」しか参考するものがないので、具体的な時間は旅行会社に聞くしかないのである。このため自分のプランと違うケースが結構あり、私でもプランを3回ほど変えながら確定させたわけである。


 手配完了までの流れがこれまた独特なシステムで、ロシア旅行社がモスクワにあるインツーリスト本部に航空券以外の手配をするわけだが、いくら早くしても解答がくるのが出発の3週間前、アエロフロート(航空券)の予約は発券機があるようなのですぐできるそうだ。それから正式な請求書がきて申込金5万円との差額を振り込むことになる。それと平行して大抵はロシア大使館領事部にビザ申請をするのでここで1週間かかる。ロシアの観光ビザ申請は、
ロシアの指定した旅行会社のバウチャー(予約確認書)ナンバーがないと申請できないので、手配開始は出発の3週間前以後となる。こういうわけで旅行会社に依頼したのは当然である。この3週間前頃に何もコンタクトが無ければ1度こちらから状況を聞いてみる必要がある。したがってビザやパスポート,切符が手元にくるのが出発の2,3日前となるので、心配性の方は気が気でならない心境になってしまうがこれがロシア流のやり方なのでどうしょうもない。


 しかも今年からロシアビザの様式と手続き方法が変更になったのか情報がかなり混乱していた。従来はパスポートのコピーと写真3枚を旅行会社に送る必要があった。しかし変更後はパスポートそのものと写真3枚となっていて、旅行会社の案内文も別の用紙同士で違うことを書いていた。私はどっちでもなるようにパスポートを送ることにした。従来のロシアビザはパスポートに残らない別紙方式,変更後はパスポートにシールで張る方式である。しかし旅行会社が特例処置をしたのか、ロシア大使館領事部が移行期の特別体制をとったのか、ビザの行日が意外に早いせいか従来の様式のビザとなった。これをみてまず不安になったのが、従来ロシアビザは訪問先の都市名が記載されている(許可以外の都市は行くことができない)はずなのに、今回はこれがないのである。旅行会社に紹介したら3年前に都市名表記をやめたそうで、ビザがあれば原則ロシア国内どこでも行けるようになったそうである。


 ビザの次には切符の話に移る。アエロフロートの航空券はこれまた以前とシステムが変わっていて、頼りない予約確認書でこれによると出発当日成田空港第2空港出発カウンターのH-29カウンターで航空券と引き替えますと記されているではないか! あとロシア国内の分はロシア側の所定の様式で見慣れたバウチャーであり、これに宿泊の予約,トランスファー(空港への行き帰りの送迎・有料です!),マリインスキー劇場の予約の確認書である。ご丁寧に原本と写しがそれぞれついていた。 それで予算はどれぐらいかかったのかというと、

 成田・モスクワ・サンクト・ペテルブルク往復航空券 107,040円
 宿泊代(4泊分) 39,420円
 トランスファー(4回分) 29,700円
 マリインスキー劇場チケット 13,500円
 渡航手数料 21,025円
 海外旅行保険(東京海上) 10,400円
 合 計 207,625円

というわけである。このほかに成田までのJR切符代と成田は前日はいるために宿泊料で併せて5万円ほど、小遣いと非常用として千ドルと10万円を準備した。あとクレジットカードも必需品である。


 旅行用具の方は、カギのかかるトランクケースはレンタルすることにした。問題は衣装だがサンクト・ペテルブルクは北緯60度にあり5月末でも最高気温が15度程度で朝晩は5度まで下がることがあるので、日本で言うところの3月初め頃の衣装の準備が必要となる。シェバーはブラウン(ドイツ製)なので変換プラグがあればそのまま持ち出せるし、また短波ラジオを持っていくことにしてNHKの国際放送(日本語)を受信することにした。後は今回はカメラ持参することにした。これには感度800の高性能のフイルムを3本,フイルム保護袋(空港でのX線対策)も用意した。全体的に装備を必要最小限度にしたわけである。その他トランクケースの他に街を歩くためのショルダーバックをも用意した。


 ガイドブック関係は『地球の歩き方・ロシア編』,サンクト・ペテルブルクの中心部の地図,ドイツ製のサンクト・ペテルブルクの地下鉄,市電,トロリーバスの路線図の入った地図などである。後は筆記用具と小さなノートである。なぜ小さなノートがいるのかというと、思ったこと感じたこと気づいたことなどをすぐかけるようにした。これはこの紀行記を執筆するときのネタにするつもりでいたのであるから、以後紹介する記事も執筆することができるのである。


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