本文へスキップ

お客様の成功と繁栄をともによろこびあえることをめざします

TEL. 087-862-5268

〒760-0080 香川県高松市木太町3204-4


シベリア鉄道ぶらりひとり旅 1995.8.24〜9.6
15 帰国の途につく 9.5


 インツーリストホテルに16時少し前に到着し、朝有料荷物預かりカウンターに預けて置いた荷物を引き取ってからロビーで待つこととする。前日の夕方に予め空港までのタクシーを手配していて、出発は1630分と指定されたからである。待っていると運転手がむかえに来てくれて車まで案内してくれた。車は黒塗りのいかにも高級車で、メータがなかったのでどうもこのホテル専属のタクシーのようである。さて走り出したらほぼ北西方向に一本道を進むではないか、道も片側5車線の道を一般道のはずなのに時速100キロ平均で車線を蛇行しつつ行くので多少は不安になってくる。やがて空港らしきのが右に見えてくると右に曲がる。そしてやがてには空港ビルの2階に到着し、運転手さんは出発ロビーまで送ってくれた。


 モスクワには5つ空港があるが、ここは国際線専用のシェメチェヴォ2空港である。ロビーの正面には時刻表があるが、まず出発ゲート番号を確認しなければならないが、ゲート番号の表示はなくおまけに表示されている出発時刻がなんと1時間遅れ(2020分)となっていた。搭乗予定の飛行機はロシア国際航空・アエロフロートのパリからの便であったため、どこかでダイヤが乱れたのだろう。待合室は大勢の乗客で座れもせず待っていたら、やがて出発ゲート番号が表示されたので行動することとなる。まず税関に並ぶが私の前にいたドイツ人夫妻に何かあったようでトランクをあけさされていてじっくり調べられていた。その後なので税関申告書をチェックしただけで終わった。その次はチェックインで航空券を提出すると、ホーディン・パスを渡されて荷物を預けた。その後出国審査であり、パスポート,ビザ,ホーディング・パスを出国管理官に提示する。するとビザは回収され、パスポート,ホーディング・パスにスタンプが押され帰ってくるのである。その後は搭乗案内までしばらく待つこととなるが、その間に売店に立ち寄ることとなる。この売店は外貨専用の店であるが外国製品が多くて、ロシアらしい土産物を探すのに一苦労した。結局ホフロマ塗りの菓子器を32ドルで購入するだけにした。出発30分前にようやく搭乗案内がでてタラップの人となり移動するが、その途中ナップサックを持っていた日本人客が空港警備員に中を開けさされ荷物チェックされていた。飛行機はA310で西側の機体で比較的綺麗であった。


 飛行機は2020分に出発し、日は暮れてうすくらいモスクワを後にした。東にしばらく向かっていくうちにやがて暗くなってしまった。機上の1時間はシベリア鉄道の1日分であり、ここでモスクワ標準時にあわせていた腕時計を5時間進めて日本時間に戻すこととなる。2週間あまりのロシア1人旅であったが数々の良き思い出を抱き、またこの国に訪れ鉄道に乗りながらロシアの人々や文化に気取らず触れてみたいと感じつつ、95年9月28日の社会保険労務士事務所開業へと希望をふくらますのであった。(完)



ナビゲーション

社会保険労務士溝上久男事務所

〒760-0080
香川県高松市木太町3204-4

TEL 087-862-5268
FAX 087-833-1218


copyright©2012社会保険労務士溝上久男事務所  all rights reserved.