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シベリア鉄道ぶらりひとり旅 1995.8.24〜9.6
13 クレムリン観光 9.4


 きょうは9月4日でモスクワ滞在2日目の朝を向かえた。朝食はバイキング方式でホテル利用客は、ホテルカードを見せてからレストランに入ることになる。すると以外にも日本人がウヨウヨいたがその半分は何かのスポーツ大会の出場者のようだ。食事の内容も良くて、パンの種類も黒パンだけでなくロールパンなどの西側諸国向けのパンもあった。結構美味しかったのでついつい食べ過ぎてしまった。


 朝9時前に出発し、クレムリンの観光客用の入り口であるトロイツカヤ塔へ行くことにする。ところでクレムリンに入場して中の寺院や博物館にはいるには有料なので、カッサ(切符売り場)て共通入場券を買って入ろうとしたが、ここには警察官(警備兵?)がいてパスポートチエックがあった。しかし私は前夜ホテルに預けたままだったので入場できず、一度引き上げざおう得なかった。 そしてホテルに帰ってパスポートとビザを手元に戻して行ったら、今度は荷物を預けなさいと手招きされてしまった。そんなに大きくは無いのに運が悪かったのか。階段を下りると警察直営の荷物預かり場があり、千ループルで番号の入った札をくれが、あちらさんも外国人と見たのか絵はがきの商売を始めるではないか。奥からゾロゾロと出してきてPRするのだが、これと思うのがあったので3種類も購入したが、案の定ドル請求され数ドル支払うこととなった。こうしてようやくクレムリンの観光客になれたわけである。


 少しは行ったところにクレムリン大会宮殿があった。この建物はこのクレムリン内では比較的新しい建物で、その他の建物とは少々ミスマッチ的なものがあるが、旧ソビエト時代にはソ連共産党大会やソ連共産党中央委員会総会が開かれた事のある建物である。いわゆる大ホールであるわけだ。この共産党大会は、党の最高議決機関であってほぼ5年に1回開催され、党の方針や運営など根幹的な事項が審議・議決されることになっている。この大会の冒頭には共産党中央委員会書記長の政治報告が行われる。私は1度この報告の全文(第27回大会《1986》・日本語訳)を読んだことがあるが、それは60ページにも渡るものである。中央委員会総会はほぼ毎年開催され中央委員が全ソ連から集まって日常の党活動を管理する機関である。また党中央委員会書記長が急死した場合は、臨時委員会を開催し選出する事になっている。そしてまた少し行ってみると、やはり偉大なロシアというのか大砲と鐘の馬鹿でかいのが展示されていた。まず大砲の方は、その名もそのままで「大砲の王様」といわれ16世紀頃に作られ光景が890ミリもある。大砲の前には玉がコロンと転がっているが、結局1度も使われたことがないと言われており、つまりは飾りに終わっているようである。しかし玉の重さはどれぐらいだろうか、そして当時どうやって装填しどうやつて移動させる予定だったのか考えたら夜も眠れないほどである。


 大砲の王様からまた奥に歩いてみると、今度は鐘の王様があり、これは高さ6b,重さ200トンもある巨大な鐘である。しかし何故か1部が欠けていてしかもそのかけらが律儀にも展示していたが、この欠けらだけでも11トンもあるとのことだそうだ。ちなみにこの鐘1回も鳴らしたことがないと言われているが、どんな音が鳴るのか興味の沸くところではある。そしてさらに奥にいこうとして歩いていったところ、背後から笛の声がしたので振り返ると、警備兵が警棒をゼスチャーを派手に1回転させた上に、こっちへ戻れといわんばかりに注意するのであった。当然私はこれに従ったが、後でガイドブックを見たらこの奥には大クレムリン宮殿があり一般は立入禁止区域だったからである。


 引き返してからは、ウスペンスキー寺院,ブラヴェシェンスキー寺院,アルハンゲリスキー寺院,クラノウィータヤ寺院の4つの教会を丹念に建築様式や所蔵品を眺めていくことにした。これらはロシアロマノフ家に関するイコン画や宗教上の備品などが収納・展示されていたが、4つも回るとやや見飽きた感になってきてしまった。それに1部は高級装飾品の販売店になっていたような気がしてならない。クレムリン観光で忘れてならないのが武器庫の見学だが、ここだけはインツーリスト等の旅行会社に申し込まないと見学できないようであり、しかもツアーであるから今回は自由に歩き回りたかったので取りやめにした。ちなみにインツーリストホテルのフロントに聞いてみたら、平日の朝9時にフロントに集合すればつれてっていてもらえるようだ(恐らくドル払い)。



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