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シベリア鉄道ぶらりひとり旅 1995.8.24〜9.6
09 特急バイカル号 3日目 9.2


9月2日バイカル号3日目となる。今日の1日は24時間でもなくまた25時間でもなく、時間帯を2つ越えるためなんと1日26時間となってしまう。ロシアの時間帯は11あるが、モスクワに近いほど時間帯の幅が狭い。それに今日の時間帯越えは早朝と夜となっているから、前夜と夕方過ぎには1時間時計の針を戻さなければならない。私の時計はオメガの時計で、短い針だけでも自由にどっちでもヒョイと動かせられるので便利である。もう1つの時計は(腕時計を2つ用意している)ウラジオストック上陸時に、すでにモスクワ時間にあわせているので調整することはない。


 チュメニを出発(現地時間643分発)してしばらくして突如車掌が来た。どうもいつも停車時にウロウロするのに今回はしなかったので、不安に思ったのか様子を見に来たのらしい。こっちもこんな早朝からウロウロするか・・・。スベルドロフスク(現地時間1125分発)から次の停車駅ペルミ(現地時間1814分着までの約7時間の間走りぱなしであるが、途中ウラル山脈を越えることになっているし、またアジアからヨーロッパの境があってその地点にはオベリスクがある名イベント地点を通過することになっている。私はこの時を心待ちにしてスタンバイしていたが、間の悪いことにまたくそガキが入ってきて邪魔してきて肝心のオベリスクを見過ごしてしまった。しばらく対向列車もなかったのに関わらず、全くついてなかった・・・トホホホホ・・・。しかし何はともあれヨーロッパに初進出したのだが、このあたりウラル山脈といっても山はそんなに高くなく丘陵地帯を走っているようであった。次のペルミまで時間はあるし退屈になったので、のんびりと時間の経過を過ごすこととなる。


 ここで私のいる2等寝台の様子を少し紹介することにしましょう。1両に車掌室よりから1〜4,5〜8と4人1室のコンパートメントとなっていて9室ある。車掌室の手前に37と38があるがこれは車掌用の2人個室となっている。そして奇数が下段,偶数が上段で、上段に上がる梯子はあるが簡易のものなので、懸垂の要領で上がるので御婦人,年輩の方と同室になったときはエチケットとして下段を譲る方がいいと思う。このバイカル号はさくがあるが、大半の車両は上段であってもさくがないので寝相の悪い人は怖い。荷物は通路の上(部屋の中)の空間にスペースが広くあるが、海外旅行用のスーツケースなら中ぐらいが限度であろう。それと下段のベットをあけたらそこも荷物置き場のスペースとなっている。ベット幅はほぼ70センチでJRの2段B寝台車のレベルで、照明は天井と各ベットに読書灯があるが昼間はつかないことになっていて、そして各ベットにタオル掛けと小物を置く網棚があった。窓は当然二重窓でカーテンつきで、テーブルがあって下に栓抜きがあった。上段ベットは日中でもそのままであったので昼寝も可能である。



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