本島紀行

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本島紀行

　平成２１年８月１８日に香川県社労士会の会報の記事執筆のために、香川県丸亀市の沖にある本島に行ってきました。

　ここは、織田信長の時代か江戸幕府崩壊まで、人名（にんみょう）によるどこの藩にも、天領にも属さない全国唯一の自治制度が敷かれていました。この島含めた塩飽（しわく）諸島の人々の高度な航海術、巧みな時代判断で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康から自治を認める御朱印状が与えられています。この御朱印状は統治責任者の年寄が引き継いでいたのを、１７９８年から塩飽勤番所（左下写真）で保管するようになりました。

　本島の北東部の笠島には、江戸時代から明治までの伝統的建築物が町並みとして保存されています。この町並みのうち３家は、内部も一般公開しており、年寄や島役人の家造りや蔵、そして興味深い展示物がありました。ここの街路はT字路が微妙にずれていたり、弓状の道になっていて、わざと見通しがきかないようになっていました。

　本島の移動手段ですが、天気がよければ船発着所　内にレンタサイクルがありますので、比較的自由がきいてもってこいですよ～。またここには２匹の猫がいて、妙に人になれているのか、船発着所の門番？？をやっている様（右写真）で、ちょっとやそっとでは動きませんから・・・。船発着所の近くに、本島パークセンターに所見妨（しょうけんぼう）という食堂がありまが、雑貨屋さんは見あたらない様なので、本土側で事前に調達する必要はあるみたいです。